ブルーレイ版(Blu-ray )キャロル&チューズデイ (2019) 2枚組 日本語音声
『キャロル&チューズデイ』(CAROLE & TUESDAY)は、ボンズ制作、渡辺信一郎総監督による日本のオリジナルテレビアニメ作品。2019年4月から10月までフジテレビの深夜アニメ枠『+Ultra』ほかにて放送され、Netflixで全世界独占配信も行われた。
あらすじ
前半(1 - 12話)
人類が火星に移住してから約50年後、人工知能 (AI) が流行りの音楽を生み出す時代に、ふたりの少女の歌声が「奇跡の7分間」を起こす。
田舎町ハーシェルシティの裕福な家庭で育った少女チューズデイは、愛用のアコースティックギターを抱えて家出する。首都アルバシティの橋の上でキーボードを弾く少女キャロルと出会い、彼女のアパートで共同生活を始める。意気投合したふたりは一緒に曲を作り、ガールズデュオ「キャロル&チューズデイ」を結成する。ふたりのゲリラ演奏の動画がSNS上で拡散し、気弱な青年ロディと胡散臭い中年男ガスが可能性に惹かれてサポートを買って出る。
ふたりはロディとガスの人脈を頼って音楽業界の有名人に会ってみたり、独自にプロモーションビデオを撮影してみるものの、成功への道筋は見えない。代役で出演した野外フェスでは、一流ミュージシャンとの格の違いを味わう。一方、若者の支持を集める人気モデルアンジェラは、大物音楽プロデューサーのタオをブレーンに付けて、本格的な歌手転向プロジェクトを推進する。
キャロル&チューズデイはオーディション番組「マーズブライテスト」に参加してトーナメントを勝ち上がり、決勝でアンジェラと対戦する。ここに来て、生まれ育ちの違いや狂信的ファンの横槍でふたりはギクシャクするが、実家に連れ戻されたチューズデイをキャロルが迎えに行き、本音で絆を確かめ合う。ふたりは決勝のステージに遅刻して失格になってしまうが、心を込めたパフォーマンスが審査員に認められ、優勝者のアンジェラと共にメジャーデビューが決まる。
後半(13 - 24話)
アンジェラはブライテストレコーズと契約し、華々しくデビュー。一方キャロル&チューズデイは、ガスが条件が折り合わないとブライテストレコーズの契約を蹴ってしまう。二人は気難しいプロデューサートビーの元でアルバムをレコーディングし、インディーズ配信を目指すことになった。
大統領選に出馬するチューズデイの母・ヴァレリーは選挙コンサルタントの意見に従い、移民排斥を訴えはじめる。テロ事件が起こったこともあり、支持率は上昇する。人気ラッパー・エゼキエルが違法滞在で強制送還となり、政治批判を歌ったスキップが逮捕されるなど、アーティストの自由が奪われる出来事が続く。危機感を覚えたキャロルとチューズデイは火星中のアーティストによる音楽パフォーマンスを思いつく。二人の提案に賛同し、大晦日の移民メモリアルホールに多くのミュージシャンが集まる。母が亡くなり、タオも逮捕されて孤独になったアンジェラは薬物に溺れ入院していたが、立ち直りホールにあらわれる。午前0時、キャロル&チューズデイと仲間たちの歌が全世界に生配信される。のちに「奇跡の7分間」と呼ばれる出来事であった。
アニメ
原作 BONES、渡辺信一郎
総監督 渡辺信一郎
監督 堀元宣
キャラクターデザイン 窪之内英策(原案)
斎藤恒徳
音楽 Mocky(英語版)
アニメーション制作 ボンズ
製作 キャロル&チューズデイ
製作委員会
放送局 フジテレビほか
放送期間 2019年4月 - 10月
話数 全24話