第31回女流文学賞を受賞した稲葉真弓の小説「エンドレス・ワルツ」を映画化。29歳で亡くなった天才的サックスプレイヤー阿部薫と、女優であり作家でもあった鈴木いづみの愛憎劇を描く。監督は「エロティックな関係」「シンガポール スリング」の若松孝二。主演の2人は町田町蔵(康)、広田玲央名が演じている。灰野敬二、フェダインといったアーティストの出演も音楽ファンには見どころ。
1973年、新宿。渾沌とした街の片隅で宿命的な出会いをしたイヅミとカオル。天才的アルトサックス奏者といわれたカオルは、酒とクスリ漬けの日常の中でイヅミを求めていた。二人は結婚するが、カオルのクスリは切れず、激しい喧嘩と愛欲の日々が続く。やがて娘が生まれ、平穏な家庭を築いたように見えたのだったが…。
監督
若松孝二
企画
若松孝二
プロデューサー
清水一夫
原作
稲葉真弓
脚本
新間章正
出口出
撮影
佐光朗
美術
山崎輝
編集
鈴木歓
音楽
吉田有信
整音
福田伸
照明
渡辺康
助監督
大日方教史
出演
広田玲央名
町田町蔵
相楽晴子
百瀬あすか
佐野史郎
あいはら友子
室田日出男
古尾谷雅人